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謹賀新年

JUGEMテーマ:日記・一般

あけましておめでとうございます
昨年は柳葉魚庵にお立ち寄りいただき、ありがとうございました。
ISによるテロの不安、安保における集団的自衛権の行使の不安、世界中に広まるさまざまな格差、やはり復活した原子力発電、CO₂問題、年金問題、・・・など、さまざまな不安の影を感じた昨年でした。
一億総活躍と言われても、何に活躍していいのかわかりませんが、ともかく健康で、仕事ができたらいかに幸せかを感じる1年でもありました。
というわけで、まずは健康を祈願し、皆さまにとって本年が明るい、いい年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

ありがたき香漂いぬ初詣



 
pato * 日記 * 16:30 * comments(4) * trackbacks(0)

枯れ木に花を咲かせましょ


 太極拳の師、伊奈遊子さんが本を出されました。同人誌「別冊關學文藝」に掲載された10回分をまとめた文藝ブログには「枯れ木に花を咲かせましょ」という何ともユーモラスな伊奈さんらしいタイトルが付いています。​
 改めて読んでみると、小説はもちろんのこと、詩集、俳句、哲学に至るまで、実に幅広く、深く読み込まれていて、しかも著書からの抜粋や伊奈さんの案内が実に興味深いので、そんなに面白い本だったのかと、新しい発見があって、推理小説のように、ついつい、伊奈ワールドの引き込まれていきます。
 取り上げられているのは、私たち団塊の世代の青春が投影された作品が多く、読んでいると、読書に勤しんだ自らの学生時代などが思い出されて、何とも言えない気持ちになるのですが、アナログとデジタルというか、つくづく今どきの若者青春とは隔世の感があります。
 そしてまた、単なる評論でなく、伊奈さんがブログを書かれた時の夕刊の記事だとか、出来事とか、行動が織り込まれているので、期せずして数十年の伊奈版クロノロジーになっています。
​ その意味で、改めて「枯れ木に花を咲かせましょ」というタイトルを振り返ってみると、忘れ去られようとしている過去の文学の名作たちに、花咲かじいさんのように、伊奈さんがスポットをあて、花を咲かせている様子が浮かびます・・。

 父帰る栗ご飯ほのかに香る
pato * 日記 * 19:10 * comments(2) * trackbacks(0)

別冊關學文藝(第50号)

JUGEMテーマ:日記・一般
 太極拳の師・伊奈遊子さんから、別冊關學文藝(第50号)が届きました。創作、詩、エッセイ、ブログなど、幅広い内容です。中でも、名村俊氏の小説「島の生活」を興味深く読みました。
 「島の生活」の主人公は、これまでの名村氏の小説に登場した現役バリバリの企業人ではなく、リタイアした男のある老後が描かれ、より身近に切実に人生を感じることができました。
  長年腰の支障に悩まされ、もう普通に歩けなくなっている主人公は、橋の向こうにある街へ行くことを諦め、島の中だけで暮していくことを決心します。そして、30年近く住んでいながらよく知らなかった島を改めて歩いて、自分なりのMapを描こうとします。コンビニや病院や公園や大学など、一つ一つをMapに描くように丁寧に歩く様子の描写は、むしろ新鮮です。かつては、ニューヨーク、パリ、ウィーン、ローマ、シンガポール、上海等、世界の多くの国々を訪ねた男の「島を歩く生活」が一年近く続いたある日、男は島の南端にある空港まで歩くという”冒険”に挑みます。そして、”冒険”が成功裡に終わろうとするすんでのところで、彼は敷石に足を引っかけ、しゃがみこんでしまうのです。彼を助け起こそうとする通りすがりの人々。それぞれに、それぞれの老後がやってくることを象徴しているようで、どこか、カフカの世界のような不思議な世界を感じる小説です。
 別冊關學文藝(第50号)には、伊奈遊子氏のブログからの抜粋も載っています。主に、金鶴泳の「凍える口」と夏目漱石の「こころ」というよりは、惜しぬらくも自殺してしまった金鶴泳の人生や漱石の意外な人物像が取り上げられていて、重いテーマながら興味深く読むことができました。中でも、漱石の家庭内暴力の話は意外でしたし、金鶴泳の吃音の話は読んでいて辛いものがありました。
 そして、いつも思うのですが、伊奈さんが実に丁寧に作品を読んでいるのに感心します。また、その中から、読者が興味を抱く箇所を的確に抜粋してくれています。

図書館の扉きしみて冴え返る


別冊 關學文藝」及び「文学逍遥 伊奈文庫」について詳しくは下記まで。

「別冊 關學文藝」http://kangakubungei1.blogspot.jp/
「文学逍遥 伊奈文庫」http://hikosan2.blog.eonet.jp/
 
pato * 日記 * 18:11 * comments(2) * trackbacks(0)

あれから20年

JUGEMテーマ:日記・一般

 あれからもう20年になるのですね。まったく月並みな表現ですが、ほんとうに月日の経つのは早いものです。
その頃、奈良に住んでいた私は、17日(火)のプレゼンテーションに備えて、前日夜遅くまで残業し、疲れていたため、その日の朝のその時刻には、まだ眠っていました。
6時半頃だったでしょうか。寝室を出て、居間でTVをつけた私は、今までに見たこともない、信じられない光景が映し出されているのに驚愕しました。阪神高速道路が倒壊していたのです。会社や上司・同僚宅に電話しても、家の固定電話からは一切通じなかったのですが、なぜか、公衆電話からは連絡がつきました。
 もちろん、17日のプレゼンは無くなりましたが、18日には東京方面の新幹線が一部動き出し、私はプレゼンのため東京に出張しました。新幹線は「こだま」しかなく、大阪ー京都間は不通なので、京都までは私鉄を使い、京都から新幹線に乗って東京に向かったのを覚えています。各駅停車でしたが、車内は満員でした。
プレゼン先では、大変な中、本当によく来てくれたと感謝され、プレゼンは私の会社が取りました。
 1週間後の休みの日、大量の懐炉を買い込み、リュックサックに詰めて、同僚と、芦屋の避難所に行きましたが(芦屋から先はバスでしか行けなかった)途中、電信柱が倒れていたり、木造のアパートが倒壊していたり、そこを歩いた者でしかわからない、何とも言えない恐ろしさを感じました。大阪に戻った私と同僚は、大阪駅のホテルの喫茶でコーヒーを飲みましたが、あんなに芯から体が温まるコーヒーは初めてでした・・。

仏前にそっと祈れば初時雨


 
pato * 日記 * 14:24 * comments(2) * trackbacks(0)

菓匠 清閑院

JUGEMテーマ:グルメ

 娘夫婦が、お正月のお菓子に東京の「菓匠 清閑院」(大阪では大丸梅田店があります)の羊羹を買ってきてくれました。
お正月にふさわしい、おめでたい色合いで、上品なあっさり目の甘さが、とても美味しいです。この羊羹の名前は「初春の空」と言うそうです。晴れやかな日の出の空に富士山が見えます。もう一つの方は「椿」で、紅色のきんとんに、香り良い金柑をきざんで甘く煮詰めたお菓子です。パッケージがとても可愛いので、開けるのがもったいなくて、まだ食べずにいます。
 通訳ガイドをしていますが、味はもちろん、器に至るまで、日本料理の繊細さに外国の方は感心しています。一方、和菓子は食べた経験のない方が多く、なぜか敬遠されがちですが、その繊細な姿と甘さをぜひ味わってほしいです。
 作り手の心は味に表れると言います。日本のおもてなしの心は、Visit Japanの大きな魅力ですね。

麗しき羊羹買いぬ初詣




「菓匠 清閑院」の「椿」
 
pato * 日記 * 17:37 * comments(0) * trackbacks(0)

謹賀新年

JUGEMテーマ:日記・一般

 あけまして、おめでとうございます。
旧年中は、大変お世話になりました。本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
 昨年1年は、さまざまな国から日本を訪れた外国人観光客の方々を、京都、奈良、大阪、神戸にご案内し、50件を上回るガイドを経験させていただきました。一期一会とはいえ、記録を振り返ると、さまざまな思い出があります。定番のコースをお望みの方もあれば、町家体験、茶道体験、バードウォッチング、チキンラーメン・ミュージアム、六甲のオルゴール・ミュージアムなど、ご自分の趣味の世界やunbeaten trackをお望みの方もおられました。しかし、どなたにも評判が良かったのは、やはり、伏見稲荷、金閣寺、東大寺でした。
 ランチは、京都は、嵐山の蕎麦屋「よしむら」、老舗蕎麦屋「尾張屋」、奈良は釜飯の「志津香」によく行きましたが、味も雰囲気も大変良いと、皆さん気に入っていただき、日本料理は素晴しいと言っていただきました。
観光に満足し、「ありがとう」と感謝されると、とてもうれしいです。人を喜ばせることができると、こちらも幸せになります。
 本年がいい年になりますよう、心よりお祈り申し上げます。

それぞれの夢咲く日待つ冬芽かな




 
pato * 日記 * 17:30 * comments(2) * trackbacks(0)

別冊「關學文藝第四十九号」

JUGEMテーマ:日記・一般

 太極拳の師・伊奈遊子さんから關学文藝49号が届きました。伊奈さんは太極拳の方でも、忙しく活躍されていますが、熱心な読書家でもあります。今回は今年5月から8月までに読まれた本の読後感が書かれています。
 読書範囲は実に幅広く、高見順、大谷晃一、吉行淳之介、関川夏央、川端康成、三島由紀夫他に及び、その読書力には驚くばかりです。私も、学生時代には多くの小説や戯曲を読みましたが、就職するとほとんど読まなくなりました。退職後、なぜか、昔読んだ本が読みたくなり、読み返していると若かった頃が少し苦い味とともによみがえってきました。あの頃、ああすればよかった、こうすればよかったなどと、思うばかり。人生はその時にはわからないものなのでしょうか・・。
 關学文藝49号には、名村峻氏の小説「小津好み」も掲載されています。名村峻氏の小説は映画と広告の世界です。「小津」とはもちろん、「小津安二郎」。小津映画をこよなく愛する名村氏と思われる主人公と北鎌倉に住む、今は広告界を退いた旧友が小津の墓がある円覚寺を歩きながら旧交を温めますが、その後、主人公は旧友がストーブの事故で大火傷を負ったことを知り、やがて友の死の知らせを受けます。一方、主人公もジムからの帰途、転倒して頭に大けがを負い入院します。
 知人の死や病気、そして自らの病気。体力の衰えから来る、若い頃には考えられなかったような事故など老いは容赦なく誰にもやってきます。日の残りをいかに生きるか、それこそが一番大切なように思えますね・・。

秋燕や旅立つ準備できたのか

別冊 關學文藝」及び「文学逍遥 伊奈文庫」について詳しくは下記まで。

「別冊 關學文藝」http://kangakubungei1.blogspot.jp/
「文学逍遥 伊奈文庫」http://hikosan2.blog.eonet.jp/

 
pato * 日記 * 17:52 * comments(2) * trackbacks(0)

別冊「關學文藝第四十八号」

JUGEMテーマ:日記・一般
 
ずいぶん長いこと、ブログから遠ざかっていた気がします。どうも書く気が起きなかった、というのが、つまるところ、実情のようです。太極拳の師・伊奈遊子さんから關学文藝48号が届いたのも、もう2カ月以上前になりますか・・。
關学文藝48号の中で、伊奈さんは今回は詩人を取り上げています。高見順、黒田三郎、鮎川信夫、田村隆一、寺山修司、辻井喬と、懐かしい名前が並んでいますが、皆すでに鬼籍に入られています。詩が苦手な私などは、つい、詩は若者の文学などと思ってしまうのですが、18歳の自分に帰ろうと言う伊奈さんにとっては、歳などに関係なく、入り込んでいける世界なのでしょう。若い頃と今とでは違った読後感になると思うのですが・・。
關学文藝48号には、名村峻氏の小説「偶然の強度」も掲載されています。なにか、とても斬新な手法で「人生の偶然」を描いています。どの偶然を選ぶかは、あなた次第。偶然がつくる人生の断面を描いた不思議な味の小説です。

夏深し追えば逃げゆく片想い

「別冊 關學文藝」及び「文学逍遥 伊奈文庫」について詳しくは下記まで。

「別冊 關學文藝」http://kangakubungei1.blogspot.jp/
「文学逍遥 伊奈文庫」http://hikosan2.blog.eonet.jp/
pato * 日記 * 17:26 * comments(0) * trackbacks(0)

久能山東照宮

JUGEMテーマ:日記・一般

 甥の結婚式のため、私の故郷・静岡の久能山東照宮に夫婦そろって行きました。
 奈良の春日大社でよその神前結婚式を遠くから見物したことはありますが、親族として自分が参列するとは!久能山東照宮は日本平山頂からロープウェイで久能山へと、アクセスはちょっと大変でしたが、思い出に残る素晴しい結婚式となりました。式は40分ほどで終わりましたが、山の上という場所柄、お天気が良くてほんとうによかったです。
 晩年を静岡で過ごした徳川家康は遺命として、久能山に眠ることを家臣に指示。家康没後、二代将軍・徳川秀忠が東照宮を造営。京都の二条城を造った大工棟梁の中井正清が当時最高の建築技術で社殿を建てたとのこと。京都の二条城の唐門などの装飾と同じような中国風の装飾が施されていました。
 式の後、徳川家康が埋葬されている神廟にもお参りしました。神廟は三代将軍・家光によって建てられたとのことです。
 久しぶりで妹たち夫婦一同に会いました。みんなそれなりに歳をとったけど、久しぶりに会って、いろいろなことを話すのはいいですね。もっと話をしたかったけど・・。

新緑の谷を渡って神前へ





新郎新婦は皆に祝福されて式場の社殿へ






壮麗な社殿での神前結婚式





徳川家康の神廟




 
pato * 日記 * 23:40 * comments(0) * trackbacks(0)

「別冊 關學文藝第四十七号」

JUGEMテーマ:日記・一般
別冊関学文芸47号
太極拳の師、伊奈遊子さんから、「別冊 關學文藝第四十七号」が届けられました。
伊奈さんの「ブログ文学逍遥 伊奈文庫 採録(抄)」は、今回、村上春樹の最新作「色彩を持たない多崎つくると彼の巡礼の年」を取り上げています。
伊奈さんの読書メモで感心するのは、決して急ぐことなく、実に丹念に読み込んでいることです。そして、作品からの引用も大切なところを実にコンパクトにしていただいているので、作品を読む前からもうすでに読んだようなお得感に浸れるのと、読んでみたいという期待感を抱かせるのが素晴しいバランスだと思いました。
伊奈さんも書いていますが、村上春樹の小説はどこか翻訳小説的な感じがあり、宮本輝の「泥の河」、向田邦子の「父の詫び状」など、今は純日本的な味の小説が好きな私などは、どこか肌が合わないところがあるのですが、伊奈さんの書評を読むと、ひょっとしたら食わず嫌いなのかもしれないと思います。
これも、伊奈さんが書いていますが、翻訳小説的と言えば、学生時代に夢中で読んだ大江健三郎の小説があります。文体にどこか読みにくさを感じながら、それまでの日本の小説にない新鮮さを感じ、当時、特に若い読者から大変な支持を集めていました。読書の好みもやはり、年を重ねると変わるのでしょうか・・。
「別冊 關學文藝第四十七号」には、名村峻氏の小説「その後の人」も収められています。「その後」とは阪神・淡路大震災のこと。主人公のように、被災地で震災を経験した人は、みなそれぞれに、他人には分かりようのない「その後」を生きているのだ
ろうと、重い気持ちになる小説です。
それを象徴するように、主人公が六甲山中で偶然見つけた捨てられた小型カメラの中に収められていた1995年1月17日早朝の「あの時」の写真とその後のスナップ写真。そこから、主人公は映画のモノローグのように、写真の中の「その人」の声を聞き、「その人」のその後の人生を幻想していく・・。捨てられた他人の写真を通して、他人の人生を覗き見るという後ろめたさが、震災の残酷さを浮き彫りにしているような気がします・・。
その他、創作、書評、詩、エッセイと本号も様々な味を味わえる「別冊 關學文藝第四十七号」です。

虎落笛聞こえる先も虎落笛


「別冊 關學文藝」及び「文学逍遥 伊奈文庫」について詳しくは下記まで。

「別冊 關學文藝」http://kangakubungei1.blogspot.jp/
「文学逍遥 伊奈文庫」http://hikosan2.blog.eonet.jp/


 
pato * 日記 * 10:31 * comments(0) * trackbacks(0)
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