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きょうも世間はややこしい

JUGEMテーマ:日記・一般
きょうも世間はややこしい
 友人が本を出版しました。「きょうも世間はややこしい」は自由律の俳句と写真、エッセイがコラボした「ややこしい」と言えばややこしい、画期的と言えば画期的な本です。従来、句集と言えばただ俳句が並んでいるだけでしたが、写真にエッセイまでついた句集を見るのは私は初めてです。
 著者の「きむらけんじ」氏は第1回尾崎放哉賞受賞者。長年、広告会社に勤務し、現在フリーのコピーライター、CMプランナーとしても活躍。氏はこれまでに「鍵の穴」「鳩を蹴る」「昼寝の猫を足でつつく」の3冊の自由律句集を出していますが、今回はユーモアと風刺の利いたエッセイも楽しめ、「一粒で二度おいしい」または「一粒で二度にがい」、グリコのキャラメルを食べながら毒掃丸を飲んでいるような、ややこしくて、不思議な面白い味がする本になっています。
 また、放哉、山頭火に代表されるように、自由律の俳句と言うと暗いというイメージがつきまといますが、きむらけんじ氏の自由律俳句は少し毒のあるユーモアとペーソスがあって、読んでいて飽きない面白さ。妻もケタケタ笑いながら読んでいました。

通帳にらんで女動かぬ道の端 きむらけんじ



「きょうも世間はややこしい」は
8月10日全国有名書店、各ネットで発売(予定)!1200円(税別)

象の森書房 matsuyama@shinla.cojp

 
pato * 俳句 * 09:48 * comments(2) * trackbacks(0)

京都吟行句会

JUGEMテーマ:日記・一般

 前日まで降り続いていた長雨も、嘘のようにあがり、過ごしやすい天候に恵まれた「俳人ホーム」の京都吟行句会でした。
 名古屋、和歌山、大阪、京都から8人の句友が参加(男性6名、女性2名)。JR京都駅で集合し、車でまず、洛東の「詩仙堂」へ。
 「詩仙堂」は徳川家、浅野家に仕えた石川丈山が、54歳の時に造営し、以後文人として、漢詩の大家として90歳で没するまでを静かに過ごしたという庵。サツキ、つつじ、紫陽花など150種類の花が咲く庭を20年以上にわたって守っているという女性が今日も庭の手入れをしていて、話しかけると親切にいろいろ話してくれました。彼女の祖先は丈山から、隣の山をもらい受けたそうで、丈山には深い恩義を感じているようでした。紅葉の季節が最も有名な「詩仙堂」ですが、この季節も、朝から適度な人数の観光客が絶えることなく訪れていました。こじんまりとはしていますが、京都らしい趣のある美しさが人気を呼んでいるのでしょうか?
 「詩仙堂」の近くの「ぎお門」というお蕎麦屋さんでお昼を食べた後、歩いてすぐの「芭蕉庵・金福寺」へ。金福寺は臨済宗南禅寺派のお寺。元禄の頃、吟行の途中訪れた芭蕉と当時の和尚が庵で風雅の道について語り合い、親交を深めたことから、和尚が庵を「芭蕉庵」と名付けたことに由来するそうです。その後、与謝蕪村もこの庵を訪れ、荒廃していた庵を再興したとのことで、お寺には蕪村のお墓もありました。蕪村の直筆の書が展示されていましたが、その品よく、美しい書は、以前、伊賀の芭蕉記念館で見た芭蕉の書とはまた趣の違う、まさに達筆でした。
 最後に訪れたのは、東山七条の三十三軒堂の近くにある真言宗智山派総本山の「智積院」。長谷川等伯の障壁画(国宝)が有名です。お庭の池には鯉がいて、跳ねる度に座敷から喚声が上がりました。
 句会は「智積院」で夕食後、行われました。それぞれ、吟行句を5句づつ投句し、7句づつ選句。同じ所を訪ねても、人それぞれ、見るところ、感じ方は違うものだと勉強になりました。句会後、私を含め3名は帰りましたが、5名はそのまま「智積院」に宿泊。6,500円(朝食付、夕食は別途1,500円より)とリーゾナブルな価格で、朝の勤行も体験できるとのこと。幹事さんがいろいろ調べて、とてもいいところを見つけてくださいました。
 幹事さん、お疲れ様。ありがとうございました。また、皆様、いい初夏の一日を一緒に過ごさせていただき、ありがとうございました。
 
なお、句会で「天」を取ったのは下記の句です。
金福寺内緒の蕾があちこちら きよみ 











「詩仙堂」の風情ある小道










「詩仙堂」近くのお蕎麦屋













「芭蕉庵」の屋根には苔が。










「芭蕉庵」の猫はとても人慣れしていました











鯉がいる「智積院」のお庭










「智積院」で京料理









「智積院」での句会風景





 
pato * 俳句 * 23:20 * comments(5) * trackbacks(0)

俳人ホーム句会

JUGEMテーマ:日記・一般
 
 普段はネット句会をやっている「俳人ホーム」の久しぶりのリアル句会に参加しました。
 和歌山、滋賀、名古屋、そして松山から駆け付けた句友もいて、10名が参加した句会とそれに続く宴会は大いに盛り上がりました。幹事を務めていただいた主幹、ほんとうにお疲れさまでした。
 句会は江戸堀のビルの立派な会議室で行われ、快適でしたが、円卓の会議室に座るのは久しぶりだったのと、ほとんどが旧知の句友相手に自己紹介するのが妙にこそばゆくて、最初はなぜか少し緊張気味になりましたが、相変わらず元気で個性的な句友の皆さんの楽しい発言を聞いているうちリラックスできました。
 各自、当季雑詠5句を投句し、7句を選句する方式。秋の香り豊かな句がたくさん並び、あらためて俳句は日本の四季を味わい豊かにさせるすばらしい遊びだと実感しました。
 宴会は淀屋橋の「うおまん」。掘りごたつ風の座敷はとても落ち着けたし、料理も良かったです。また、句会の後のビール、やっぱり格別ですね。で、つい飲み過ぎてしまいました。

転職の相談ポツリ秋なすび 茶呉

そりかえる嬰児月を掴みけり 智己

しばらくは漂泊するか柚子ひとつ ちぢみ

木漏れ日に不在通知の置いてある 零仁

------などなど、他にもとてもいい句がたくさんありました。句友の皆さん、お疲れ様でした。そして、句と写真の無断掲載、お許しください。
 
pato * 俳句 * 23:41 * comments(2) * trackbacks(0)

手作りの連句集

JUGEMテーマ:日記・一般

 妻がもと勤めていた会社関連の仲間の句会の連句集(4人で200句)が送られてきました。
イラストレーターをされている方が、絵、デザイン、装丁、製本までしていただき、和紙、ハードカバーの手作りの素晴らしい句集で、妻は感激していました。和紙に印刷されている上、句に合わせてふんだんに俳画が添えられており、さぞかし手間がかかったことと推察いたします。(版元の爺婆出版という名にも笑ってしまいました)
 詳しいことは知りませんが、みなさん離れてお住まいようで、句会はメールでされていて、妻はメールが来ると、せっせと句を作って送っていました。たまにみなさんの句を見せていただきと、とても達者で素晴らしい句が多いです。
 連句の場合は前の句を受けて句を作っていくので、いっそう連帯感というか、交流が生まれるのかも知れません。
 私も別のネット句会に参加していますが、時にはこういう連句もいいなあと思いました。

その箱の鍵を開けるな金木犀  つるのこ













pato * 俳句 * 09:09 * comments(2) * trackbacks(0)

松山吟行の旅

JUGEMテーマ:旅行

  俳句倶楽部・俳人ホームの松山吟行の旅(4/14・15 )に参加しました。
 句友の方々の日頃の行いが良いせいか、2日間ともいいお天気で、陽光の中、松山の吟行をたっぷり楽しむことができました。
 14日、新大阪を午前10時過ぎに出発し、新幹線と岡山から特急しおかぜを乗り継いで、松山に着いたのは14時過ぎ。「松山はいくガイド」の方の案内で、「子規青春はいくコース」を歩きました。
 写真は、正岡子規が17歳までを過ごした家を再現した「子規堂」にある子規の書斎。まだ、少年でありながら立派な書斎を与えてもらっていることに、訪れた子規の友人は驚いたとのことです。
 柳の美しい「中の川」沿いをそぞろ歩き、子規の生家跡、母と妹の住居跡、祖父の住居跡、子規が通った松山中学跡、愚陀仏庵跡など、子規が松山で青春を過ごした跡をめぐり、親友の夏目漱石とのエピソードなども聞くことができました。
 吟行の後は、道後温泉のホテル古湧園で夕食を楽しみながら句会。主宰の夏井いつきさんをはじめ、松山の俳句結社「いつき組」の方々も参加していただき、交流しながら俳句を楽しめたことは、ほんとによかったと思います。また、これまでネット句会でしか交流していなかった「俳人ホーム」の松山在住の句友にも初めて会うことができ、お互いはじめてなのに、旧知のような不思議な感覚でした。
 また、句会を進行していただいた夏井いつきさんはいつもながら、さすがプロという仕切り。お陰で句会は、適度で快適な緊張感とともに、大いに盛り上がりました。
 翌日は、再現された種田山頭火の終焉の庵「一草庵」を訪れ、山頭火のお話もたっぷり聞くことができました。その後、割烹・桃李花にて句会。まさに、久しぶりで会った句友の方々と松山俳句の旅と俳句を満喫できた貴重な2日間となりました。
 それもこれも、お忙しい中、あれこれと大変ご苦労いただき、お気遣いいただいた「俳人ホーム」の主宰でもある幹事様のお陰。帰りの電車の中、句友のみなさんの「来てよかった」という声にまさに同感。感謝、感謝のうちに松山の吟行の旅は終わりました・・。

竹の秋昔馴染のような人 聖鈴







道後の街







道後温泉入口にあるカラクリ時計










道後温泉











句会風景(道後温泉にて)












山頭火の一草庵











句会風景(桃李花にて)




 
 
 
 

pato * 俳句 * 22:39 * comments(0) * trackbacks(0)

大阪で生まれた句会や堺筋

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 今年最後の「大阪で生まれた句会や堺筋」に妻と参加しました。この日は元の会社の同僚も参加していて、いっそう楽しかったです。
 いつもながら、この句会は大学生から熟年まで「いつき組」をはじめ、幅広いメンバーが参加し、レベルも高いので(尾崎放哉賞受賞者や芝不器男俳句新人賞奨励賞受賞者、俳句界賞受賞者などもいて)、刺激になります。また、主宰の夏井いつき先生と句会の幹事さんは、松山から来てくださっていて、ほんとにありがたいです。
 この日の参加者27人が一人4句ずつ投句し、4句ずつ選句するのですが、かなりの数の句数になり、結構時間がかかります。(午後1時に始まって、午後5時終了)
 多くのいい句がありましたが、私がとくにいいと思った句は「短日や狙撃できそうな窓ひとつ」(尾崎放哉賞受賞者の句)「冬雲の製造所などあるような」(芝不器男俳句新人賞奨励賞受賞者の句)でした。
 句会終了後は、中華料理店で忘年会がありました。私たちは大学生たちと向かい合わせの席に座りましたが、やっぱり俳句の話で盛り上がりました。そして、彼らがほんとに俳句が好きで詳しいのに驚きました。
 帰路、御堂筋はクリスマスを控えて、ライトアップがきれいでした・・。

北風よガキ大将は強いのか







句会終了後は、中華料理店で忘年会









御堂筋もクリスマスを控えて、ライトアップ






pato * 俳句 * 23:44 * comments(2) * trackbacks(0)

絶滅危急季語辞典

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 俳人夏井いつきさんの「絶滅危急季語辞典」を買いに梅田のジュンク堂書店(ヒルトンプラザ5F)に行くと、ちくま文庫のコーナーで平積みになっていました。俳句の本が平積みで置かれるのは珍しいことで、売れているか、本屋が売れ筋とみているか、どっちかか、その両方ではないでしょうか。
 著者の既刊「絶滅寸前季語辞典」におとらず、季語辞典にはあり得ないおもしろさで、読みながら笑ってしまう辞典というのも珍しいです。まさに「俳句は楽しく」という夏井いつきさんの面目躍如ですね。
 取り上げられている季語は、絶滅危急と銘打つように、今はほとんど使われることが稀な季語ばかりですが、絶滅危急品種の蝶のように、保存されて日本の文化を伝えてくれるといいと思います。
 ほとんどの季語に夏井いつきさんの俳句がつけられていますが、ときどき私も参加している句会のメンバーの俳句も入っていて、いっそう親しみを感じました・・。

つまくれない何を欲しがることあらん (夏井いつき)

*つまくれないは、鳳仙花の異名で初秋の季語















pato * 俳句 * 21:03 * comments(4) * trackbacks(0)

住吉大社吟行会

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 久しぶりに「堺筋句会」に参加。「住吉大社吟行会」に行きました。
当日(4月10日)は吟行にはもってこいのとてもいいお天気。小寒い日が続いていた前日までとは打って変わって、大阪の最高気温は19度。神主さんや巫女さんの白い衣装が気持よく感じる陽気で、まさにお花見にも絶好の温かさでした。
  住吉大社には、昔、今は亡き親友のデザイナーと、南海電車の初詣の広告のための撮影に来たことがあり、厳粛な雰囲気を撮りたいと前日には近くに泊まり込み、陽が昇る頃の境内を撮影したことを懐かしく思い出しました。
 午前中は境内にいくつもあるお宮で、震災からの復興と家族の幸せをお祈りするとともに、吟行句作りに励みました。しかし、しばらく句を作っていなかったこともあり、いろいろな風景を見ても句が浮かばず、ま、いいか、で作った句を午後からの句会に投句しましたが、案の定、結果はさんざんでした。
 でも、この句会はいつもながらレベルが高く、発想の豊かな句や新鮮な句が並び、とても勉強になるとともに、一日、俳句に親しむことで、このところ鬱屈しがちだった気持も少し晴れたような気がします。
 句会の後は住吉大社駅前にある広田家という豆料理の店でみんなで会食。お酒も飲みながら、幅広い年齢層と職業の方々と和気あいあいとお話ができ、とても気持ちのいい一日となりました・・。

何祈る丸き背中に春日射す






有名な太鼓橋、結構急で、なぜか桁幅が狭いです








神主さんたちの白い衣装がすがすがしかったです










みんな、やっぱりお祈りしています












向かいの住吉公園の桜はほぼ満開。いっぱいの人でした







句会は住吉公園内にある体育館の多目的室で行われました







pato * 俳句 * 23:42 * comments(2) * trackbacks(0)

忘年句会

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 今年最後の「大阪で生まれた句会や堺筋」の句会に参加しました。
幹事さんがCMの名プロデューサーだけに、句会やその後の飲み会の段取りもいつもバッチリ。なんか、とても安心感があります。そして、もちろん、講師の夏井いつきさんのいかにもプロの句会の仕切りに、またまた感心してしまいました。幅広い年齢層の参加者にも関わらず、それを感じさせないまとまりは、やはり「いつき組」組長の懐の大きさ、メンバーの素晴らしさではないでしょうか・・。
 自分の句が選に入るとか、一つも入らないとか、そうゆう大事ながらも、小さなことはほとんど気にせず、楽しめて勉強になるのが、この句会のいいところです。
 また、句会では夏井いつきさんの近刊「折々のギャ句辞典」(著者・特別サイン入り)を購入。有名な原句をもじった秀逸な「ギャ句」が国語辞典風に分類されて満載されており、まさに抱腹絶倒ものです。
 中でも、う〜んと唸ってしまったのが下記の句。尾崎放哉の有名な「咳をしても一人」をもじった句ですが、可笑しさとほろ苦さと切なさが、じわっとくるギャ句だと思いました。

籍を入れても一人 (大塚桃ライス)





句会後の忘年飲み会は南船場の「麹」で盛大に行われました








飲み会に向かう途中、御堂筋で出会ったサンタさん







pato * 俳句 * 23:22 * comments(2) * trackbacks(0)

松山たかし拾遺300句集

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 「松山たかし拾遺300句集」は俳句アルバム「サーキット」に続く松山たかし氏の第二句集。1万句を超える作品群の中から愛着の深い300句を自ら拾い集めて構成されています。
 友人である氏は広告代理店勤務、広告制作会社代表取締役を経て、広告、出版、番組企画・プロデュース会社を設立されていますが、長く私も所属する俳句倶楽部の主幹も務められ、お陰で私も俳句を楽しめるようになりました。松山さんらしい独自の感性と香りのある世界が展開されていて、感慨深いです。
 中でも好きな句は「長雨や白黒映画の長いキス」「大寒やたとえば鬼がすしにぎる」「飛び魚が飛び込んでくる夏のバス」「春の雨女が扉二つ買う」「落葉掃くまた降って掃く」「青縞のシャツ干しきゅうりぼりぼり食い」・・などなどです。
 氏はまた、「日常を書いて非日常を感じさせる。俳句のひとつの価値である」、「裏切り」「はぐらかし」がボクの手法。予想外の表現世界を描きたい、とも書いています。
 確かに、現代の日常世界が読者の既成概念や予想を明らかに超えて展開され、いわゆる伝統的な俳句とはまた違った世界を見せてくれます。
 新しい俳句の可能性を追求する氏の活躍を心から祈りたいですね・・。


冬電車ピンクの豚が二頭おり (松山たかし) 

  

 
pato * 俳句 * 10:21 * comments(6) * trackbacks(0)
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