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別冊關學文藝 第51号

JUGEMテーマ:日記・一般

太極拳の師、伊奈遊子さんから、別冊關學文藝(第51号)が届きました。
 別冊關學文藝は、關學文藝部OBを中心とした同人誌。1989年(平成1年)関西学院創立百周年に『關學文藝 100周年記念特別号』がOBにより発行され、これを契機として『別冊 關學文藝』が誕生したとか。現在ですでに51号を数えます。
小説、詩、エッセイ、ドキュメンタリーの他、伊奈遊子さんのブログ「文学逍遥 伊奈文庫」再録(抄)第11回が載っています。 尚、伊奈さんは先頃、ブログ「文学逍遥 伊奈文庫」再録(抄)の10回分を纏めて、「枯れ木に花を咲かせましょ」として、上梓されました。今回取りあげているのは、又吉直樹「火花」、小野十三郎詩集、三島由紀夫少年詩及び「近代能楽集」などです。特に又吉直樹「火花」が気に入られたようで、芥川賞を取る前に本屋で出会った時から13回もブログに取り上げておられます。そして、又吉直樹の「花火」を久々に登場した無頼派文学の小説と言っています。次作でどんな無頼の世界を描くのか、私も楽しみです。
 また、伊奈さんは25年前に、新神戸オリエンタルホテルで蜷川幸雄演出の三島由紀夫「近代能楽集」の中、「卒塔婆小町」と「邯鄲」を観劇されているとかで、学生時代から、広告代理店勤務時代、現在に至るまで、太極拳だけでなく、文学に対する情熱も持ち続けられたようですね。
 第51号には、名村峻氏の小説「ロング・ウェイ・ホーム」も掲載されています。高校時代の同級生の女性から「突然のことで申し訳ありません。ご連絡をいただきたいのですが・・」とだけ書かれたハガキ届くところから、物語は始まります。ハガキに呼び寄せられたかのように、突然帰省し、小京都と言われる裏日本のその市に今も住む同級生と会うことになった主人公。それは遠い昔の高校時代へ思い出の旅でもあったのです・・。百人一首かるた取りの世界が展開され、名村峻氏独特の上質な、抑制のきいた大人の色気の世界を感じました。
 また、その他にも「落ちても偶像」「我が人生に悔いはなし」「ささやかな放送ウラばなし」「武士に二言なし」「要望書」・・等々、面白く読ませていただきました。

冬晴れを走り出したる猿の年


別冊 關學文藝」及び「文学逍遥 伊奈文庫」について詳しくは下記まで。

「別冊 關學文藝」http://kangakubungei1.blogspot.jp/
「文学逍遥 伊奈文庫」http://hikosan2.blog.eonet.jp/




 
pato * 小説 * 14:40 * comments(2) * trackbacks(0)

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コメント

寒中お見舞い申し上げます。
私も、火花 読みました、笑いの世界のやるせなさがよく
わかりました。年齢をかさねても知らない世間が一杯です。
伊奈先生によろしくお伝えくださいませ。
★数々の本を読みし世間知る年をとっても面白きかな Sei
Comment by Sei @ 2016/01/09 4:33 PM
Sei様

こちらは小説ではありませんが、立川談春の「赤めだか」(講談社エッセイ賞受賞)も、故立川談志と弟子たちの落語の世界を描いて面白かったです。落語の世界もやるせないですね。
年齢をかさねても知らない世間が一杯、同感です。

柳葉魚
Comment by 柳葉魚 @ 2016/01/09 5:29 PM
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